看護師の休日日数は職場によって大きく異なるため、長く同じ現場で働きたい人は、求職中に自分の希望通りに休みが取れるかどうか慎重に判断する必要があります。
特に、少数の看護師が多くの患者さんの対応を行っている総合病院や公立病院においては、年間の休日日数が少なくなる傾向が見られ、時期や曜日によっては長時間労働を任されることもあります。
また、離職者の増加や患者さんの定員オーバーなどの問題を抱えている医療機関をはじめとして、年間の休日日数が100日に満たないところもあるため注意しましょう。
各地の処遇改善に向けて取り組んでいる総合病院や公立病院の中には、看護師の定着率アップのため、年間の休日日数を増やしたり、定期的にまとまった有給休暇を取れるようにしたりするところも少なくありません。
一方で、クリニックや検診センターといった地域に密着した現場では、看護師の年間休日日数が120日を超えるところも多くあり、仕事ばかりでなく私生活を大切にする人にとって働きやすくなっています。
なお、看護師の人材確保が急務となっている地域においては、新たに採用する常勤看護師を対象に週休3日制を導入したり、一日あたりの労働時間を6時間程度以内に設定したりする医療機関もあります。
そのため、看護師として医療現場で働きたい人は、スタッフの確保に向けた取り組みについて調べたり、求人に応募をする前に担当者に休日日数について質問をしたりすることが大切です。
休ませていただきます 看護師の休日日数は職場ごとに違いがある